かんのんいん
東京都府中市白糸台3丁目10−7
観音院は、寛永8年に深大寺第54世良明法印の法弟良雲和尚によって開山されました。 当時は深大寺の隠居寺として、高僧が住職をしておりました。 開山当時は徳川幕府の足固めとして、諸国の大名に参勤交代..
観音院は、寛永8年に深大寺第54世良明法印の法弟良雲和尚によって開山されました。 当時は深大寺の隠居寺として、高僧が住職をしておりました。 開山当時は徳川幕府の足固めとして、諸国の大名に参勤交代制度のもとに、当寺は甲州街道に面している為、諸国の大名も当寺には高僧が居られると言うことから必ず参詣がなされていたと言い伝えられております。 近在の住民は慈覚大師御作の十一面観音(秘佛)は殊さら霊験の尊さに信仰が深かった事が言い伝えられています。 時折に見知らぬ方が観音様に引かれて、信者、檀徒になる方が見受けられます。法灯を護る現住も、時折御本尊様に導かれるものが痛切に感じられる事で自身の清浄心を改める機会を頂いております。昭和45年頃までは当寺のお薬師様と大黒天の信者もおりましたが、都市化の波に押され今は特定の方が参詣されております。
多摩川34観音、21番
有り
無し