たつたじんしゃ
福島県双葉郡楢葉町井出上ノ岡38
龍田神社は鎌倉時代1248年(宝治2年)に小館(岩城氏の砦のひとつ)の館主、井出隆吉公が奈良県にある龍田神社から、風水害を鎮(しず)めるために風神様を分祀したのが始まりです。1250年(建長2年)に..
龍田神社は鎌倉時代1248年(宝治2年)に小館(岩城氏の砦のひとつ)の館主、井出隆吉公が奈良県にある龍田神社から、風水害を鎮(しず)めるために風神様を分祀したのが始まりです。1250年(建長2年)に井出義康公が田地9反歩(サッカーコートより少し広いくらい)を神領として献上しましたが、戦国時代の1540年(天文9年)正月に大洪水のため流失したそうです。 その後、江戸時代に入り1698年(元禄11年)に磐城の城主だった内藤義康公が現在の場所に社殿を建立しました。しかし1785年(天明5年)7月に火災により社殿は宝物と共に焼失しました。 現在の社殿は今から200年以上前の1815年(文化12年)に再建されたものです。明治時代に入ると1873年(明治6年)に当時の神社の制度により県知事から供物がお供えされる格式の高い神社に指定されました(神饌幣帛料供進神社(しんせんへいはくりょうきょうしんじんじゃ)・村社)。 現宮司は井出隆吉公から数えて33代目に当たります。旧龍田村も神社にあやかった村名でした。 例祭は9月29日に行われてきましたが、戦後、11月の第一日曜日に変更されました。祭日には潮ごおりの渡御祭などの神事が古くから行われ、地域の人々によって崇拝され護り続けられてきた鎮守の神様です。
JR竜田駅から程近い場所にあり、風の宮(風神大明神)として知られてるこちらの神社。東日本大震災・原発事故のために避難を余儀なくされていましたが、平成30年3月に帰還して再びこの楢葉町で再開を果たし、故郷に帰還された方やこの土地を訪れる方々がいつでも参拝することが叶うようになりました。
志那都毘古神 志那都比売神
旧村社
1248年(宝治2年)
風の宮(風神大明神)
11月の第一日曜日(潮ごおりの渡御祭)
JR龍田駅から徒歩5分
指定なし
無料
約15分
あり 無料
あり