当神社は、延喜式神名帳に備中小田郡神島神社とあり、式内社である。
御祭神は神日本磐余彦命(神武天皇)と興世姫命を奉斎する。
創建は奈良時代(726)神亀3年と伝えられ、室町時代(1547)天文16年に本殿の御造営が行なわれていることが棟札によって知られる。大正15年8月15日に第6回目の改修工事を行なった。
命は、皇祖皇考神聖にして日向より東征の砌、吉備高島に8年間駐屯された。その後、海上より熊野に至り大和平定後、橿原の地に第1代践祚の大偉業を成された。妃興世姫命は、部下を率いて当地に駐留され天業を扶翼してこの地に崩御された。近郷住民は、命たちの高き尊き御神徳を畏みて一大崇敬産土神と斎き祀った。