ろくじぞういなり
神奈川県鎌倉市由比ガ浜1-3
この場所からやや北のあたりに、鎌倉時代の刑場があったといわれています。そこは永い間 荒地になっていて、飢渇畠と呼ばれていたそうです。この刑場跡に、罪人の霊を弔うため に地蔵をまつったのが六地蔵のはじ..
この場所からやや北のあたりに、鎌倉時代の刑場があったといわれています。そこは永い間 荒地になっていて、飢渇畠と呼ばれていたそうです。この刑場跡に、罪人の霊を弔うため に地蔵をまつったのが六地蔵のはじまりで、 後に人通りの多い現在の場所に移されたというこ とです。 飢渇畠のことや六地蔵を整備したことを書いた史跡案内の石碑が立っています。六地蔵についてはいろいろな説がありますが、 仏教では、すべての生物は天道 人間道 修羅 道・畜生道・餓鬼道 地獄道の6種の世界 (六道) に生まれ変わりを繰り返すと考えられ、人 間も恐ろしい地獄の世界や牛馬など動物の畜生の世界などに生まれ変わることがあるというのです。 六道それぞれの苦しみを6種の地蔵が救うという考えから6体の地蔵を並べてまつったのでこの名がつけられたといわれます。よく見 ると、6体の地蔵はそれぞれ手に持っているも のが違っています。 毎月4日には、この六地蔵にお参りをする人々がみられます。 かまくら子ども風土記 130ページより
刑場の跡地です、六地蔵というお地蔵様の裏側にあります、お地蔵様が目立ち稲荷社があることに気づかない人もいます。また、この場所には、鎌倉に住んでいた江戸時代の俳人松尾百遊が松尾芭蕉を偲び、有名な「夏草や つはものどもが 夢の跡」の句碑を...
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