勧請年月不詳、『文政一〇年 (一八二七)の桑名領郷村案内帳』に、「鎮守に春日、八幡宮、牛頭天王、山神などあり」とある。『員弁雑誌』には、「産土神社 神殿南向拝殿門在、祭神八幡宮、春日大明神、牛頭天王、村の産土神也。天満宮社 本社拝殿在。山神社 小祠也」弁財天社松原の西北溜池の辺、小山字弁天山の上に在、『桑名雑記』に曰、弁天山、弁天を勧請す、穴太村に在、弁天川と云ふ在り此れ町屋川へ落つる也と云々」とある。八幡宮(品陀和気命)を主神として左右に、春日神社(武甕槌神、経津主命、天兒屋根命、比賣神)と八坂神社(素盞鳴尊)を合殿に祀る。拝殿は嘉永三庚戌年(一八五〇)二月吉祥日に再建した。