えいしんじ
群馬県富岡市七日市884
永心寺は群馬県富岡市七日市にある浄土宗の寺院。 山号は「道法山」。 本尊は阿弥陀如来である。 永心寺の創建は七日市二代藩主前田利意が祖母である明運尼の菩提を弔う為に開いたもので、妙運尼の墓もこ..
永心寺は群馬県富岡市七日市にある浄土宗の寺院。 山号は「道法山」。 本尊は阿弥陀如来である。 永心寺の創建は七日市二代藩主前田利意が祖母である明運尼の菩提を弔う為に開いたもので、妙運尼の墓もここ永心寺にある。 寺名の由来は明運尼の法名「明運院殿照誉永心大禅定尼」から来ている。
かって七日市の東方一帯を「観音堂」と呼んでおり、この地に「上野巡礼札所三十四カ所」の第一番の聖観世音菩薩本尊とした一宇の堂があり、この地に時を知らせる鐘がつかれていたといわれている。 しかし第一番の札所と親しまれたこの観音堂は今は失われ、その後札所としての観音堂の役割はこの永心寺に移った。 札所本尊である聖観世音菩薩像が永心寺に移管されたのは明治6年(1873年)。この寺から江戸時代の元禄十四年(1701年)に作られた版木が発見され、上野巡礼札所の存在が明らかになっている。
現在の本堂は安政五年(1858年)前田家の寄進により上棟したもので、観音堂にある聖観世音菩薩は身の丈二メートルに及ぶもので、このお身体の中に秘仏として、同種同体の仏像が納められているという。聖観世音菩薩の腹の中に籠られていたことから、子宝を授ける観音様としても尊ばれている。 (境内案内板、新上州観音霊場三十三カ所、富岡市観光案内等を参照)
道法山
浄土宗
阿弥陀如来 札所本尊:聖観世音菩薩(上州三十三観音)
道法山 永心寺
上州三十三観音霊場 二十番札所
なし
20~30分
境内に数台程度