げんゆうじ
静岡県静岡市葵区川合2-12-16
慶長11(1606)年10月の創立で、開山は当国興津出身の大乗院日讃である。日讃は本山池田本覚寺10世日泉に師事し、開基檀越の常慶とともに現在の地に一宇を建てた。寺号は常慶の父、玄祐信士の法号からと..
慶長11(1606)年10月の創立で、開山は当国興津出身の大乗院日讃である。日讃は本山池田本覚寺10世日泉に師事し、開基檀越の常慶とともに現在の地に一宇を建てた。寺号は常慶の父、玄祐信士の法号からとったものである。 当寺の開創にあったて縁起に、近隣の水無という所に住み代々渡辺源右衛門を名乗る家が出てくる。その源右衛門が徳川家康から拝領した広大無辺の地所に、一念発起して一寺を建立し、土地と共に寄進したのが当山の始まりだという。 9世日潤は伽藍の経営に優れ、中興開山といわれる。安政の震災で堂宇が大破し、元治元(1864)年10月には日論が復興させた。それが現在の建物である。
向陽山
日蓮宗
JR静岡駅より静岡から清水に至る北街道のバスを川合で降りれば、北へ3分ほどである