いぐちいなりじんじゃ
東京都練馬区関町北2-32
この稲荷社は、中世、三浦半島に勢力を張っていた三浦氏の系譜に連なる関町付近の井口氏が代々祀ってきたものです。 創建の年代について詳しいことはわかっていませんが、井口家では次のように伝えられてき..
この稲荷社は、中世、三浦半島に勢力を張っていた三浦氏の系譜に連なる関町付近の井口氏が代々祀ってきたものです。 創建の年代について詳しいことはわかっていませんが、井口家では次のように伝えられてきました。 永禄13年(1570)伊豆国伊東の地に、三浦氏( 井口氏の出自)の始祖三島平太夫為通公をはじめ18代の祖先を尊んで、井口但馬守平義久公が願主となり、井口稲荷大明神を祭り稲荷社を造立した。 慶安2年(1649)伊豆国伊東の地より、武蔵国豊島郡関村矢倉台(現在地の当時の地名と推定される)の地に移築され、開堂供養した。云々。 現在の社殿は昭和48年(1973)に新築され、境内には寄進された赤鳥居8基があります。 毎年2月の初午は、関町付近の各井口家、その関係者、地元商店街の諸家、一般参詣者で賑わい、井口一族の菩提寺である日蓮宗本立寺住職が読経し催事を行った後、参列者が各々祈願します。「病気の時お詣りしてから病院にゆくとなおる」とされていて、現代でも絵馬や赤鳥居が奉納され、その信仰が今日に受け継がれていることを知ることができます。
西武新宿線武蔵関駅から徒歩5分
無料
無し