つついじんじゃ
滋賀県東近江市蛭谷町176
古来筒井峠の森林中に鎮座し、貞観7年の創社とする明治初年社を村頭に移す。祭神惟喬親王は木地師の祖神として全国の木地師、轆轤工人の崇高頗る篤い。承平2年筒井八幡神社縁記、天正11年丹羽長秀・増田長盛の..
古来筒井峠の森林中に鎮座し、貞観7年の創社とする明治初年社を村頭に移す。祭神惟喬親王は木地師の祖神として全国の木地師、轆轤工人の崇高頗る篤い。承平2年筒井八幡神社縁記、天正11年丹羽長秀・増田長盛の折紙等によれば近衛家・冷泉院家領たることあり公鄕・延暦寺との関係を証する。天文永禄の頃より今の氏子総代とも云うべき者当社の修繕、再建に際しては、木地師の根源として諸国に在往せる木地師の寄附を勧請したが此を「氏子駈」と称した。猶当社務所を筒井公文所と称し菊花紋章を記せる絵符を建て木地屋の往来手形を出していた。 往来手形 一、此木地師市兵衛儀当方支配の者にて則免許相渡置請国山々致居住山木相尽き候得者折々住所替仕候て以下畧 文政9戌年7月 日本国中木地支配 江洲 筒井公文所印
応神天皇 椎喬親王
貞観7年(859)
〔本殿〕一間社流造 間口一間 奥行五尺 〔拝殿〕入母屋造 間口三間 奥行三間
4月 5日
全国の木地師発祥の地とされ、境内に木地師資料館がある。
政所線 蛭谷バス停 から徒歩1分(49m)