本立院は東京下町、深川にある日蓮宗のお寺です。
本立院日覚上人が開山し、貞享4年(1687年)に創建されました。
宝永年間(1704年-1711年)に清水半身衛顕恒氏が開基したと伝わります。
明治時代には、熊本城天守閣に鎮座していた加藤清正の坐像が祀られ、深川清正公として親しまれておりました。また、坐像が奉納される際、加藤清正が実際に愛用していた鎧や槍などの武具一式も納められ、寺宝として所蔵されておりましたが、震災により坐像とともに焼失されました。その後、新たに清正公像を勧請し現在でも清正公大神祇としてお祀りしております。
江戸時代後期の探検家で、間宮海峡を発見した人物として有名な間宮林蔵の菩提寺であり、境内に石碑と、少し離れたところにお墓があります。